岩戸 師戸(もろと) の順に掲載しています。

岩戸

所在地=千葉県印西市岩戸 1615

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社殿の彫刻は、中国の故事を題材とするものが多いですが、ここは日本神話を題材としています。非常に珍しいと思います。この辺りは岩戸という地名ですので、天照大神の岩戸隠れ神話を意識しての選択でしょうか?『印旛郡誌』では、この岩戸の宗像神社の項で、“印旛沼周辺の宗像神社は、春日大社(すなわち鹿島香取の神)に宗像神が付坐するのに倣って鎮座せられるものであり、神官は古代に香取より来た。”という意味の記述がされています。更に“今は寂然たる寒郷の村落なれども古代は明神大社の香取に付坐せる実にやむごとなき郷分社に座しける。”とあり、郡誌中の別の箇所では、岩戸区中里から石棒石斧石鏃が発掘され、そこには大きな埋石があったという記述があります。古墳のようにも思えますが、石棒というのはかなり古い時代を思わせます。もしかすると古代の早い時期には、このあたりが一帯の先進地域だったのかもしれません。

ここは旧宗像村にあたりますが、宗像村には13社中実に5社が存在しており、「宗像村」と名付けられた所以です。(宗像村所在の宗像神社は以下の通り。➡岩戸、師戸、鎌苅、大廻、吉田)

師戸(もろと)

所在地=千葉県印西市師戸 1109

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